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NASHとしじみの関係性

NASHとはアルコール無しで発症する肝炎のことで、非アルコール性脂肪肝炎ともよばれています。
NASHの推定患者数は約二百万人。一千万人に発症のおそれがあるのです。
食べ過ぎと運動不足が原因でNASHになる日本人が増えています。

NASHについてもう少し詳しく説明しましょう。
通常体内に取り入れられた脂肪は、肝臓で体が利用できるエネルギーに変換されて全身に運ばれます。
しかし、カロリーオーバーの食事で内臓脂肪が溜まると、そこかで常に大量の脂肪が肝臓へ供給されます。
すると、余った脂肪が肝細胞の中に溜まってしまうのです。
こうなると肝臓は溜まった脂肪を燃やすのですが、その過程で不完全燃焼から有害な活性酸素が発生。
この活性酸素が肝臓の細胞を攻撃し、炎症を引き起こしてしまいます。
これがNASHの正体です。

NASHは脂肪肝と同じように、自覚できる症状がほとんどありません。
ですから、NASHを予防するためには普段から肝臓に負担をかけない生活を送ったり、肝臓に良い食品をとらなければなりません。
そこでオススメなのがしじみです。

しじみに含まれているNASHに効果的な成分がオルニチン。
オルニチンは非必須アミノ酸の一種で、血液中を循環する遊離アミノ酸に属しています。
オルニチンは成長ホルモンの分泌を促す作用があります。
成長ホルモンの分泌が促されることで、全身の代謝がアップして脂肪の燃焼を促進することができます。
これによって、NASHを改善することができるのです。

オルニチンがNASHの進行抑制効果を検証する動物実験が、大阪市立大学大学院によって行われました。
高脂肪食を与えたウサギと高脂肪食+オルニチンを与えたウサギを比較したところ、後者は肝臓の中性脂肪も血中の中性脂肪も減少していたのです。
これはオルニチンを摂取することで、肝脂肪で成長ホルモンが減衰するのを抑えて、成長ホルモンによる脂質代謝の関与によって中性脂肪が減少したものと考えられています。

また、オルニチンはオルニチンサイクルに働きかけて、有毒なアンモニアを無毒化することができます。
これにより肝機能が向上し、脂肪の燃焼効果を上げることができるのです。

このようにしじみを摂れば成長ホルモン分泌作用と肝機能向上作用によって、NASHを改善することができるのです。

ただしひとつだけ気をつけていただきたいことがあります。
しじみには鉄分が豊富に含まれています。
健康な肝臓なら適度な鉄分の摂取は問題ないのですが、すでに肝臓を患っている方が鉄分を摂取し続けると肝臓の症状が悪化してしまうので注意してください。

NASHを予防・改善したい方は、しじみの摂取と併せて規則正しい生活を心がけましょう。

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