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しじみの解毒作用

肝臓は摂取した様々な物質を科学的に作り変える働きがあります。
何千という酵素を使って五百以上の複雑な化学変化を起こしているので、肝臓は非常に重要な臓器です。
肝臓の主な作用は、栄養の代謝と貯蔵、胆汁の生成と分泌などいろいろありますが、今回注目するのは解毒作用についてです。

肝臓の解毒作用というのは、体内に入ったアルコールや薬などを一度肝臓に入れて、有害なものを分解して無毒化する作用のことです。
肝機能が低下していると解毒作用も低下するので、アセトアルデヒドがちゃんと分解されずに残ってしまい、二日酔いを引き起こしてしまいます。

このように私たちの健康において、肝臓の解毒作用は必要不可欠なものです。
しかし、肝臓は飲酒、ストレス、脂っこい食事など様々な原因によってダメージを受け、疲れやすくなっています。
肝機能を高めて解毒作用を高めたいときに摂りたいものがしじみです。
しじみは肝臓の機能を向上させる作用があります。

しじみに含まれている肝機能を向上させる成分がオルニチンです。
オルニチンは体内に存在する非必須アミノ酸の一種で、血液中の循環する遊離アミノ酸に属しています。

オルニチンは、肝臓の細胞内でアンモニアを解毒するオルニチンサイクルを活性化させます。
この回路は尿素回路ともよばれているのですが、オルニチンはこの回路でアンモニアを無害な尿素に変換するのです。
アンモニアが無毒化されると、アルコールの代謝の元になるATPの生成もスムーズに行われます。
オルニチンサイクルは体に有毒なアンモニアを解毒することで、肝臓だけではなく身体全体の健康を維持しているのです。
また、しじみにはオルニチンの他に、解毒作用のあるタウリンも含まれています。

このようにしじみには肝臓の解毒作用を高める様々な成分が含まれているのです。
肝臓の解毒作用が低下すれば、体に様々なトラブルが起きやすくなります。
肝臓は機能が低下しても自覚症状を感じにくい臓器です。
日頃から肝臓をいたわり、解毒作用を高めるためにもしじみを積極的に摂りましょう。

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