うつ病に効果があるしじみ
うつ病でお悩みの方は増加傾向にあります。
うつ病は複数の原因が重なって起こることが多いので、症状を解消することは難しいです。
例えば、幼少期の厳しい体験、人間関係のトラブル、慢性的な疲労、更年期、環境の変化など様々な要因が重なって起こります。
これらを一度に克服することは容易なことではありませんが、憂鬱な気分をできるだけ早く解消したいですよね。
そこでオススメなのがしじみです。
しじみはうつ病に効果のある成分がたくさん含まれています。
その成分は、オルニチン、メチオニン、ビタミンB12です。それぞれの成分について詳しくみていきましょう。
まずはオルニチンです。
オルニチンは非必須アミノ酸の一種で、肝機能向上作用と成長ホルモン分泌促進作用があります。
オルニチンは、有毒なアンモニアを無毒な尿素に変換するオルニチンサイクルに働きかけることができます。
これにより、肝臓に負担をかけるアンモニアが排除され、肝臓はストレスを軽減することができます。
オルニチンのもう一つの作用である成長ホルモン分泌促進作用。成長ホルモンときくと、子供に必要なものと思いがちですが、大人で成長ホルモンが長期的に不足すると活気や活動性が低下し、疲れやすくなるなどうつ傾向が生じます。
オルニチンを摂取して、成長ホルモンの分泌が促進されることによって、このような症状を改善して心と体を健康に保つことができるのです。
続いてはメチオニンです。
メチオニンも非必須アミノ酸の一種で、硫黄を含んだ含硫アミノ酸です。
メチオニンは神経伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンやドーパミンなど、うつ病に効果的な作用がある脳内物質の材料になります。
ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンはポジティブな感情の源になる物質なので、メチオニンを摂ることによって憂鬱な気持ちを緩和させることができます。
最後はビタミンB12です。
ビタミンB12は水溶性のビタミンB群の一種です。
ビタミンB12は気分を落ち着かせたり、健康な神経システムを保持する効果があります。ビタミンB12が欠乏すると、記憶の減退、認知症を引き起こすリスクが上がります。
しじみだけではなく肉、魚、卵など食しやすい食品にビタミンB12は含まれているので、積極的に摂りたい栄養の一つです。
ご紹介したようにしじみにはうつ病に効果のある成分が豊富に含まれています。
しじみを食べたからといって必ずうつ病を改善できるわけではありませんが、意識的にしじみを摂ることによってうつ病を改善しやすくなります。